みなさまお元気でいらっしゃいますか?NHKテレビの放送以来、連日レストランは全国各地からのお客さまでにぎわっています。カウンセリング付レストランとして、あたたかで、安心な空気が流れ、帰る時のお客さまの表情は和やかです。
さて嬉しいニュースです。1997年9月10周年を記念して出版した「不思議なレストラン」(教育史料出版会)が、2004年6月15日に9刷になったのです。ゲラ刷りを読んで感動した朝日新聞の佐藤実千秋記者が、レストランの活動を家庭らんの記事で紹介してくれたこともあり、心病む人たちと共に地域で積極的に社会参加しているレストランには注目が集まりました。
そんな居場所がないものかとずっと捜し求めていた方達が訪ねてきました。大学のゼミや社会福祉の学校の授業でも使われました。「不思議なレストラン」にのっている山の手線ゲームのやり方を教えて下さいなどと、学生に質問され、心をほぐすためにやっている様々な遊びも役立つことが多かったようです。
あれから7年たった今でも、茶色くなった新聞の切り抜きをもって、「子どもは今は引きこもっているけれど、きっとクッキングハウスのみんなの仲間になれる時がくる、と、ずっと大事にしてきました。」と遠方から訪ねていらっしゃいます。(松浦 幸子)