目次(青字の記事を抜粋してあります) 2004年2月20日発行 ルヘルス市民講座報告…4、バングラデシュの子どもたちと女性達(旅日記番外編)…6、大 感動の横山茂さんコンサート…8、家族SST報告…9、レストラン研修旅行…10、イベントの お知らせ…10、各地からありがとう…12、新しい本が出ます…12、講演スケジュール…12 レポート:番組ができるまで
「NHK生活ほっとモーニング:無理解をなくそう統合失調症 2/17放映」
〔撮影開始、感動の場面ばかり〕
1月30日(金)、いよいよ撮影開始。池田君達がチームを組んでメール便の仕事に行くところ
からです。 池田君は最近、「宣伝部」と「メール便リーダー」の肩書きの入った名刺をつくったばかり。役
に立ちました。池田君は、「4人で仕事に行くと、ストレスも1/4だよ」、「統合失調症は脳の病気 で、心がこわれているわけじゃないんだ」と、キラキラ輝くメッセージを語ってくれました。 レストランの取材では、あい子さんが主役。お客様と楽しい会話を楽しんでいるいつもの様子
が実にあったかです。 スターでの夕食と夜のSST。斉藤君が勇気をだして、前からみんなの応援で解決したいと思
っていた課題をだしました。 「夕食作りの時、『ぼくはこの仕事をしたいです』と自分から、みんなに聞こえるように言えるよ
うになりたい。」練習してみましょうということになり、ロールプレイの場面で、「僕はあい子さんと 一緒に鯖の唐揚げを作ります。」と斉藤君が声をふりしぼるように言えた時、思わず感動の拍 手。カメラマンの国清さんも「良かった。こんないい場面が撮れて感動しました」とすごい喜びよ う。斉藤君の勇気をねぎらう言葉をかけてくれました。 最後の撮影は、2月3日(木)のメンタルへルス市民講座第一回目「心の病気のつらさ」、新
聞の情報コーナーを見て参加してくれた市民達。撮影にも協力してくれて、講座の感想を話し てくれました。「市民として、できることは協力していきたいという気持ちになりました。」池田和 子さんや池田明弘君、斉藤君の体験を聞いて、「心の病をした娘のことを思い出して」と涙ぐん でいるお母さんもいました。メンバー達が語る体験が真実だからです。 ひんぱんな撮影の間中、メンバー達があまりにも明るく、自然で、「ここにいてみんなと活動して
いると病気が良くなるんです」とにこにこと語っている姿に、クッキングハウスのメンバーは本当 にすごいとあらためて尊敬の気持ちをもちました。 撮影終了。桂野さんがカメラマンの国清さんと記念写真をとりたいと言いました。ほほえましい
別れのシーンです。 夕食会でも一人一人感想を語り、撮影スタッフを送りました。ディレクターの大久保さんは「全
く知らなかった分野に白紙の状態で、新鮮な気持ちで飛び込み、たくさんの感動を頂きまし た」、「メンバーのおかげで気持ちのいい撮影ができた」と、国清さんもほろりとしていました。 私もメンバーの心を開いて語るあたたかさをこんなに誇らしく思ったことはありません。いい番 組になること間違いありません。この間に2月3日(水)第1回「症状をどう受けとめるか」が放送さ れ、600通を超える声が寄せられ、大きな反響でした。 〔プロの頑張りに脱帽〕 ・・・略
〔さあ本番、リラックスしてメンバーの気持ちを伝えよう〕・・・略
〔後日談 嬉しい訪問〕
2月16日(月)なんとNHK生活ほっとモーニングのキャスター杉浦圭子さんと、野村正育さん
が訪ねて来てくださったのです。杉浦圭子さんが背が高くて、あまりにもきれいなので、うっと り。レストランで食事をし交流。ティールームでも大歓迎。あい子さん、和子さん、池田君、斉藤 君にも声をかけてくれました。 |