クッキングハウスからこんにちは No.218
(記事の一部抜粋)

2024年10月1日発行


みつばち倶楽部からの応援 13年間

アズビル株式会社 azbil【Automation・Zone・Builder】 は、神奈川県藤沢市に本社のある会社です。
社員の有志が寄付をして集まった資金で社会貢献をしています
(みつばち倶楽部 サステナビリティ推進部社会貢献推進グループ)。
クッキングハウスは13年前から、福祉文化の創造の応援をいただいております。
最初の年はスピーカーマイクを買うことができました。
今や、すべての学習会やイベントで、なくてはならないものです。
うたづくりでも講師代・CDの制作にと応援をしてもらってきました。
毎年の活動をきちんと伝え、申請。決算報告をしてきました。
7月12日、社員の増野智さんが訪ねて下さり、オンラインを繋ぎ、社員の方々3人に
クッキングハウスの活動をお伝えし、たくさん質問もいただきました。
増野智さんから
「先日はありがとうございました。クッキーも職場で美味しくいただきました。
アズビルはオートメーションの会社ですが、企業理念として、『人々の安心・快適・達成感を実現する』ことを謳っています。
今回、頂いた冊子を読んで、あらためてクッキングハウスの活動とアズビルの理念が一致していることに気づきました。」。
事務局の山中さんからは
「ご本とCDを拝読、拝聴させていただきました。
クッキングハウスさんはやさしさと善意で形作られているのだとしみじみと感じました。
『ドンマイ オッケー 大丈夫』と、どれだけの人が思えるでしょう。
『かたい身体をほぐして~』と気付けるでしょう。
自分自身で居場所だと思える場所はめったに持てません。
クッキングハウスさんに関わっている方は、日常にたくさんの大変を抱えていらっしゃると思いますが、
居場所に出会えた非常に恵まれた方でもあるのだと思いました。
たくさんの歌を歌い、料理をする毎日は貴重な時間なのだと感じました。
『お父さんの唄』を聴いたらお父さんは泣いてしまいますね。
クッキングハウスさんはご家族の居場所でもあるのですね。
ご本に書かれたお話や歌詞を思い出して私自身もリカバリーを考えたいと思います。
クッキングハウスさんのたくさんのお気持ちを感じ取らせていただきましたことを、心から感謝いたします。」
と、メッセージを頂きました。
(松浦幸子)

<クッキングハウス・各所から>
~大きな家族のようなレストランで今日もお腹いっぱいに~

近隣のスーパーにお米が無い。8月の終わり頃、メンバーから次々に不安の声が聞こえて来ました。
大雨や地震の影響で流通の遅れもあり、不安が不安を呼ぶ毎日。
松浦さんも
「新米がもうじき出るので、情報に煽られないようにしましょう。クッキングハウスで、しっかり食べて下さい。」
と安心を送ります。
幸い、佐渡の梶井さん、香川の佐々木さんからお米を分けていただいているおかげで、充分にあるものの、
たくさんのメンバーやお客様に食べていただけなくなったらと、心配もありました。
そんな話をすると、常連のお客様が「弟から米が届くから」と、ご自宅用にとってあった25㎏の白米を譲って下さいました。
また、あい子さんを見て「亡くなったおばあちゃんに雰囲気が似ていて…」と涙ぐまれ、
ランチのたびに、あい子さんに会うのを楽しみにしてくれている人も。
メンバーとの交流を楽しみにしてくれている会社員の方々やお子さんたち。
「子どもが小学生になってちょっと働けるようになったから」と賛助会員へ入会してくれるお母さんも。
心とお腹を今日もいっぱいに満たして、来てくれるお一人おひとりが、食事だけでなく、
それぞれの癒しや喜び楽しみを見つけてくれている事が嬉しいことです。
(田村陽子)


クッキングスター ~野菜の恵み 幸せな食事会~
外に出るだけでも暑さでクラっとする夏でした。
でも、各地からいただく野菜でいろんな料理をつくり、みんな元気に暮らせています。
山梨県南アルプス市で畑作りをしている加賀美幹雄さんは毎週、有機農法でつくっている野菜を送ってくれます。
長年、出版関係の会社をやったあと、60歳を超えてから実家に戻り野菜作りを始められたのです。
いろんな野菜づくりにチャレンジしています。
トマト、茄子、胡瓜、空芯菜、万願寺、ピーマン、素麺南瓜、じゃが芋、カボチャ、うり、様々な青菜、落花生等々。
どれも甘味、香り良く何よりもパワーがある野菜です。
私たちは野菜のたくましさに感嘆しながら野菜料理に取り組んでいます。
空芯菜と茄子とピーマンの中華炒め、ピーマンの肉詰め、天ぷらうどん、夏野菜カレー、万願寺のおかか煮、
素麺南瓜(そうめんかぼちゃ)の酢の物、茄子の素揚げ乗せそうめんなど楽しみ、野菜料理の腕が上がりました。
食事のあとは必ず感想を語り合います。
一つ一つのメニューのおいしかった気持ちを的確な表現で話すことがとても上手になりました。
おいしさに感動すると語りたくなるものです。仲間もうなずきながらシェアし合う、幸せを分かち合う時間になっています。
「カレーライスは、じゃが芋・玉葱・人参・肉と思っていたけど、茄子やカボチャ、ピーマン、トマトもありだったんですね。」
「空芯菜炒め、食べたことなかったけど、ニンニク・油に合っておいしいとわかりました。」
「万願寺の煮たものは柔らかくて甘くて、こんなにおいしいと初めて味わいました。」
料理は材料に合わせて刻んだり味付けしたり、段取りも必要なので脳の活性化にもとても良いそうです。
(松浦幸子)

ティールーム~イベントいっぱいの秋~
秋になり、いろいろなイベントへの出店・クッキーの大口の納品と忙しくなりました。
11月30日㈯調布市調布ヶ丘の地元のお祭り「わくわく広場」、12月7日㈯調布市福祉まつりに出店、
私たちのうたもステージで歌います。
メンバーの手づくり品もいっぱい並び、毎回大好評です。ぜひ遊びにいらして下さい。
(箱山真智子)


思いを届けたい 能登へのカンパのお礼
田谷船長さんの「能登震災支援Project Sunくる」に8月22日、84,000円を送ることができました。
お気持ちを寄せていただいた皆様、ありがとうございます。
「能登のことをずっと思っています」
という私たちの思いを集めたお金です。
スウさんから
「田谷船長、と呼んでいる田谷武博さんは、能登での福島キッズ保養プロジェクトを長年、やってこられた能登の漁師さんです。
今回の地震で田谷船長は自らも被災、船を出せなくなったにもかかわらず、すぐさま動き出しました」
行政の支援の行き届かないところを見つけ出しては精力的に活動している熱いハートの田谷船長の紹介。
Project Sunくる 田谷船長からのメッセージ
「支援金も物資も減る中ありがたいです。それぞれ優先順位を絞って、無駄なく行き渡るように務めています。
何も出来ない政権にはうんざりです。クッキングハウスの方々、ありがとうございました。」
9月21日の記録的大雨により、水害が発生。引き続きカンパを募ります。
(松浦幸子)


私のリカバリーの物語(第十三回)
数々のクッキングハウスの旅行で元気になった

クッキングハウスでは、よく旅行に行きます。
日帰りバス旅行は大人気で、毎年メンバー・スタッフ40人程でバスに乗り込みます。
各駅停車の電車で旅行をしていた頃を知っている私からすれば、バスをチャーターできるようになるとは…と感動しています。
そして、コロナ禍になるまでは、1~2泊の旅行もしていました。
私は、長野県の小谷村への旅に何回か参加したのですが、空気がきれいで水がおいしくていいところで、
また小谷への旅が復活すればいいなと願っています。
私たちのように薬を飲みながら生活していると、どうしても旅行の機会は少なくなります。
それに病気をしてから何年か経つと、毎日学校や職場に通っている人たちとは体力の差がついてしまいます。
私も健康な友人たちとの旅行は、ついて行けそうに思えず、あきらめていました。
でも、クッキングハウスでならみんなと旅行に行くことができる。
メンバーになって初めて旅した小淵沢の「太陽の子」に行った時のことは、
今でもありありと目に浮かぶほどです。
本当にうれしかった。「私もペンションに来れた!」とジーンとしていました
(当時、ペンションに泊まるというのがおしゃれ雑誌で流行していた)。
その夜の宴会は、旅行先ならではの開放的な盛り上がりで、いつもは恥ずかしがって歌わないメンバーも
マイクを握って歌ったほどでした。
旅行に行く前は「夜、眠れるかな…」とか「途中で具合が悪くなったらどうしよう」と不安になるけど、
薬の準備をしっかりして出かけてみたら、意外と大丈夫だったということもあります。
1つの旅に行ってくると、それがまた1つ、私の自信になりました。
健康な人にとって、旅行は大切なものだと思いますが、心の病気を持っている人にとっても、
同じように人生の喜びの1つです。
支えてくれる人がいて、ゆっくりめのペースでなら私たちも参加したいと、いつも願っているのです。
他の居場所でも、クッキングハウスのように多くの機会をどうか作って下さい。
お願いします。共に楽しみましょう!
(前澤真貴子)


映画「コスタリカの奇跡(A BOLD PEACE)」を観て
9月16日、府中バルトホールでの「コスタリカの奇跡」を、クッキングハウスの仲間たち6人と観に行けたことが嬉しい
(「コスタリカの奇跡」府中市民上映実行委員会 主催)。満席。
1948年(私の生まれた年なのです)に、独立と共に軍隊を廃止した中米の国コスタリカ。
ゼロにした軍事予算を無料の教育、無料の医療、環境のために振り分けて福祉国家を建設してきたのです。
「地球幸福度指数」世界一となった国。日本国憲法とコスタリカの平和憲法も、ほぼ同時期にうまれていること。
そして再軍備を要求されながらも拒絶し続けた国。私たちだって実現できないはずがない。
戦争におびやかされない社会にしていくことを諦めないで、この居場所から日々実践していきたいと、
大きな勇気をもらいました。
平和を語るコスタリカの人々の笑顔が素晴らしかった。
(松浦幸子)

コスタリカが非武装の国だと知りました。すごい事だと思った。
ドキュメントで分かりやすく、進めていく内容だった。
結局、大国アメリカ中心の世の中で、コスタリカも日本も、世界中が苦しんでいる。
日本も、コスタリカに習って大国からの“中立”を守って欲しい。
(根本章子)


「紙の旗」と「しゃぼん玉」 文化座観劇のお誘い

全国旅公演が続いている文化座。公演に出演していない劇団員たちも負けていません。
8月には若手が中心となり“ひめゆり”の朗読劇を行い、「命(ぬち)どぅ宝」を全身で伝えてくれました。
「紙の旗」は、ある地方議会の新人女性議員が政治をあきらめないで社会を変えていこうとする物語。
「しゃぼん玉」は、罪を犯した青年が人里離れた村に迷いこみ、村のおばあさんと暮らし、村人のあたたかさに包まれて更生していく物語。
元気パワーをもらいに一緒に観に行きませんか。  問合せ:℡ 042-498-5177
「紙の旗」10月19日㈯~26日㈯ 文化座アトリエ(℡ 03-3828-2216)
「しゃぼん玉」東京ファイナル公演 11月20日㈬・21日㈭ 東池袋あうるすぽっと



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