最高の笑顔で生きられる社会を
2024年も、あと1ヵ月余りとなりました。
皆様、お元気でいらっしゃいますか。
厳しい一年でした。元旦から能登半島の大地震、体を維持するのがやっとの暑さの夏、大雨による水害、台風と災害の続いた年でした。
更に物価高、社会不安、虐待・いじめ・不登校過去最高の34万人。
世界中の戦争・紛争も終息がみられず、ウクライナの子どもたち、パレスチナのガザの子どもたちの怯えて泣き叫ぶ姿、
すべて破壊され疲れきった大人たちの顔。心が痛む日々。
嬉しいニュースもありました。
9月26日、袴田巖(はかまだ・いわお)さんの再審無罪判決と控訴断念による無罪確定。
「58年の苦労がすっ飛んだ」と、姉・ひで子さんの最高の笑顔。
本当に長年月、弟の無罪を信じ続けてあきらめずに闘い続けて下さいました。
そして10月12日には日本被団協(ひだんきょう/日本原水爆被害者団体協議会)にノーベル平和賞。
核兵器を二度と使用してはならない、被爆者をつくらない、と被爆者たちが証言をしてきた1956年からの取り組み。
そして1300万人の賛同署名を集め、核兵器禁止条約の成立を後押ししたことに敬意と称賛を表明したのです。
日本被団協の方々の笑顔も忘れることができません。
どんな困難があっても、あきらめず精一杯生きていきたい。
それぞれの弱さを認め合い、尊重し合いながら。
この小さな居場所から、最高の笑顔で生きられる社会を目指して、前を向いて歩いて行きたいと思います。
今年一年のたくさんのご支援、ご協力に感謝申し上げます。
(松浦幸子)