ホーム > 心の居場所(2024年6月号)
困難な時代を一緒に生きるために
福祉文化の発信基地として


紫陽花の美しい季節、皆様、お元気でいらっしゃいますか。
人生の途中で心の病気や生きづらさの障がいをもった人たちと共に、この街で人間らしく当たり前に暮らしていきたいと
1987年に小さなワンルームからスタートしたクッキングハウス。
「『おいしいね』から、元気になろう」を合言葉に、食事をつくって一緒に食べながら語り合い、たくさんのメンタルヘルスの学びをしながら37年。
毎年5月の総会は心の居場所の原点を振り返り、クッキングハウスの理念を実現するための活動の1つ1つを確かめる日でもあります。
各地からたくさんの正会員・賛助会員のご参加、ありがとうございます。
メンバー達もオブザーバーとして参加して将来へのピアサポーターへの希望を語ってくれて、とても嬉しかったです。
世界中の戦争が終わらず、毎日たくさんの人達の尊い命が奪われていることを思うだけでも、心が痛みます。
地震や原発の災害も大変な時代です。
今生きていること、これからも生きていくこと、ずっと安心して生きていける環境をつくっていかなければならないことを
私達の居場所から、心優しい福祉文化を発信し続けたい、と新たに誓った総会でした。
いのちと平和の大切さをうたで届け続けてくれた笠木透さんの、没後10年記念コンサートも、
たかはしべんさん・増田康記さんをゲストに、熱気であふれていました。
歌いながら一緒に、笑顔で生きていきましょう。
(松浦幸子)