メンバー達のリカバリーの晴れ舞台
～３５周年を祝う会 参加協力券の発売開始します～
新緑の美しい季節です。皆様、お元気でいらっしゃいますか。
総会が無事終わり、『リカバリーと対話は友達』の水野スウさんと中西万依さんの記念対話講演も、対話を続けることの可能性と希望を感じることができました。
世界の中で戦争が続き、たくさんの人が、爆撃の恐怖におびえながら逃げ回っています。助かったとしても心の傷は深く残り、ずっと苦しむことになると思うと、気持ちの重たい日々です。どうか一日も早く戦争をやめてほしいと願うばかりです。「戦争だけはしてはいけない。戦争は人の心をズタズタに傷つけてしまうからね」日本の敗戦後、旧満州から引き揚げて辛酸の苦労をしてきた亡き母が、幼い私に毎晩のように語ってくれた言葉です。母からの遺言を私はバトンタッチして、小さな居場所から平和の発信をしてきました。
クッキングハウスでは、誰も怒鳴ったり、威嚇したり人を差別したりしない非暴力の場を、みんなで３５年間、積みあげてきたのです。平和な居場所を求め続けてきた歴史を、私達は誇りに思っていいのです。一人一人のメンバーが自分らしくいることが保障される場で、それぞれのペースで、それぞれの夢に向かってリカバリーしてきました。３５周年を祝う晴れ舞台で、メンバー達のリカバリーのうたと、一人一人の語るリカバリーの体験を、ぜひとも聴いて下さい。世界中から戦争がなくなることへの願いに私達の心の居場所の実践が、つながっていきますように。
（松浦幸子）
