東京新聞『にっぽんルポ』に大きく掲載
“心の病 焦らず輝く”
“自分らしさ 取り戻す場所”
長い梅雨がやっと明け、青空がまぶしいです。
皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
各地で地震や水害に遭われた皆さまに
心からお見舞い申し上げます。
一日でも早く、いつもの穏やかな生活が戻りますように、
願っております。
最近のクッキングハウスは、
ランチやメンタルヘルス学習会に訪れる方も多く、
一段と活気に満ちています。
6月15日(土)東京新聞 夕刊の一面と
三面の『にっぽんルポ』シリーズに
クッキングハウスの活動が大きく紹介されたおかげです。
記者の竹谷直子さんが、
4月〜6月の3カ月にわたり、
クッキングハウスの日常のSSTやレストラン、
ティールームの作業、
水野スウさんのピースウォーク、
増田康記さんのうたの会など、
多彩な活動を丁寧に取材してくれました。
メンバーたち、レストランのお客さま、
スタッフたちにもインタビューしました。
お客さまも快く応じてくれたのが、ありがたいことでした。
写真も皆、ニコニコして入ってくれました。
カメラマンの市川和宏さんは、
「事件の現場ばかりが続いていたので、
こんなに明るい場の皆の笑顔が撮れて嬉しいです」と、
土曜日のクッキングスターのランチも一緒に食べてくれました。
記者の竹谷さんも取材の度に、
レストランのランチを食べてくださり、
「おいしいです」と満足してくれたことが
忘れられない思い出です。
「おいしいね」から元気になる場の理念を
分かってくれたからでしょう。
クッキングハウスで、10年かけてしっかりと充電して、
就労するようになった齊藤敏朗さんは、
職場の上司にも記事を読んでもらい、
社内報にも載せてくださるとのこと。
働きたいメンバーたちの就労への道が
拓かれていく種まきができたことも、嬉しいです。
最近、あまりにも痛ましい事件が多すぎます。
一人ひとりが尊重され、
笑顔で輝いている居場所があることを伝え、
希望を発信してほしいと私も記者に一生懸命に語りました。
願いの叶った記事となりました。
一人で抱え込んで苦しまないよう、
クッキングハウスを訪ねてほしいです。
(松浦幸子)