ホーム > 心の居場所(2018年4月号)
小さくても、
自立している居場所であることに
誇りを持とう



桜の開花が早く、あっという間に春たけなわです。
皆様、お元気でいらっしゃいますか。

3月31日、無事に決算を終えました。
レストランのランチ作り、お弁当配達、
ティールームのクッキー作り、
スターの夕食プログラム、
たくさんの文化学習、
大イベントの30周年を祝う会の練習と準備と、
皆でよく頑張りました。

そして、どんなに慌ただしくても、
心の居場所であることは土台にあり、
メンバーの不安や心配事を受けとめ、
よく聴き、一緒に解決してきた一年でした。

あらためて、三つのことを皆で誇りにしていいのだと
気づきました。

一つは、どんな仕事も活動も、
メンバーとスタッフがお互いになくてはならない
パートナーシップの関係で行ってきたということです。
クッキングハウスの全ての活動に、
上から目線の関係は存在せず、
お互いにどんなに少しでも、持てる力を寄せ合って、
活動してきました。

二つ目は、下請けではない、
自立した事業をやり続けてきたことです。
市民の皆さんにも喜んでいただける、
こころやさしい福祉文化をつくってきました。

三つ目は、一年中、メンバーになりたいと
希望する当事者が面接に訪れることです。
紹介会では、メンバーたちがリカバリーの体験を語り、
全てのプログラムをオープンにして、
いつでも見学参加できるようにしています。
メンバーのなり手がいなくて困る、
ということは全くありませんでした。

5月26日(土)は、総会です。
総会記念コンサート「五月の風になって」のゲストは、
フォークシンガーの横井久美子さんと、
雑花塾の増田康記さんです。
お待ちしております。                         

(松浦幸子)