命の讃歌の夏
暑中お見舞い申し上げます。この暑さで、体力を維持するのも大変な毎日です。みなさま、お元気でいらっしゃいますか。
「命の讃歌コンサート」にお出掛け下さった方々もありがとうございます。「福島を忘れない」をテーマに、平和を願う市民の会や重い障害や難病の方々が、舞台に立ち、うたや朗読、踊りなど、それぞれの表現を通して福島への思いを伝えてくれました。
クッキングハウスの仲間たちと歌いながら、平和への願いを発信できるのは、心を病んだ人たちなのだと思いました。私たちは、まだ少数派で弱い立場です。しかしながら、多数派ではなくても、命の底から湧き出てくるメッセージだから、真実で貴重なのです。
国会では、多数派に傲慢になった政治家たちが、戦争法案である安全保障関連法案を強引に国会で採決し、ここまで不戦を誓って築いてきた民主主義を壊そうとしています。やむにやまれぬ思いで、一人ひとりの市民たちが国会デモに行き、なんとかくい止めなくては、と頑張っています。
私も15,000人のヒューマンチェーンの一人として、国会の周りを人々と手をつないだ瞬間、心から自然に湧き上がる私たちのうたが欲しいと切に思いました。
♪ ペンペン草よ うたえ うたえ
弱い者たちの 勇気を歌え
(笠木透「ペンペン草」より)
クッキングハウスの仲間たちで、あきらめずに明るく、しなやかに、命の讃歌をうたっていきましょう。 (松浦 幸子)