ホーム > 心の居場所(2013年4月号)
26年目のスタート
ゲストに窪島誠一郎さんをお迎えして
総会で会いましょう

  花の咲きだす季節です。みなさま、お元気でいらっしゃいますか。
4月1日は、新年度の始まり。野川公園で一品持ち寄りの大お花見会を開きました。まるで私達を待っていてくれたかのように、晴天になりました。メンバー達の手作りの料理も、年々腕を上げて、たくさんのご馳走と語り合いを楽しむことができました。25周年記念につくったうた、「さんぽ」をみんなで歌っていると、歌詞の通り本当に“少し元気に”なっていく気持ちになります。みんなで一緒に力を合わせて、自立支援事業2年目を、たくましく、しなやかに乗り切って行こう、と、決意することができました。
クッキングハウスは26年目のスタートです。増野肇先生の「私の一生と精神保健の歴史」年表に、「1987年クッキングハウス始まる」と刻まれていました。日本の精神保健の向上の歴史の中で、この小さな心の居場所が、希望を発信する役割を果たしてきたのなら、本当に嬉しいことです。原点に戻って、素直な心で、一人一人に丁寧に向き合っていきます。
5月25日(土)は総会です。25周年を祝う会の成功と、手探りで始めた自立支援事業の報告をします。総会記念講演のゲストは、無言館の館主であり、作家の窪島誠一郎さんです。
戦没画学生の絵を、長い間かけて集めて開いた無言館の物語と、「いのち」のお話をして頂きます。昨年、バス旅行で私達も無言館を訪ねることができました。直接、窪島誠一郎さんのお話を聞けるなんて、滅多にないチャンスです。
いのちが粗末にされないように、いのちを見つめ、輝かせる日にしましょう。(松浦幸子)