ホーム > 心の居場所(2012年8月号)
            25周年
やさしく粘り強いサポートのお陰でCD録音、終了

 暑中お見舞申し上げます。お元気でいらっしゃいますか。25周年を祝う会(12月15日・土曜日13:00開場 調布市グリーンホールにて)が近づいてきている中、CD制作がとうとう現実のものになりました。
2010年3月から詩を書き始め、常に感想を語り合いながら曲づくりへと進み、3年間かけてのうたづくり教室を開いてきました。6月11日から14日までの楽器の録音に、笠木透さんと雑花塾の山本忠生さん、増田康記さん、鈴木幹夫さん、佐藤せいごうさん、吉藤寛二さん、吉良健一朗さんが全国各地から駆けつけてくれました。初めての楽器録音で、緊張しがちなメンバーやスタッフを雑花塾の皆さんが明るく元気づけてくれたのです。音の編集作業はクッキングハウスで、ゆうたさん、雄さん、増田さんが4日間かけて終了。
そして続く皆が参加する、うたの録音は7月3日から5日まで。メンバー達も朝早くから真剣な表情で、でもどんなことが起こるのだろうとワクワク感も一杯にして集まってくれました。録音会場の、府中市生涯学習センターに泊まっていて朝、まるで貸し切りバスのように満員にしてメンバー達が次々とバスから降りてくるのを迎えた時、私は「本当によく来てくれたね」と涙があふれてしまいました。
録音スタジオに音を立てないように静かに座り、録音の流れを見守ってくれたメンバー達。出番になると、思い切り元気よくうたってくれました。終始、笑顔を絶やさず、歌いやすいように配慮してくれる音響スタッフのゆうたさん。私達の前でずっと指揮をとる増田さん。「これ、もらっちゃいます」と録音機械の前の雄さんが言ってくれるとホッとしたり。山本忠生さんの指揮で“古い木のテーブル”を合唱した時は、うたっていて想いが込み上げてきました。その後の3日間の丁寧なトラックダウン作業はクッキングハウスで。増田さん、ゆうたさん、雄さんがクッキングハウスの日常活動の中に自然に居てくれて、“スペシャルスタッフ”と呼ばれるようになりました。
やさしく粘り強いサポートのお陰で、元気のいい、あったかいCD「私の心の居場所」が完成します。うたをつくってきたこの3年間のプロセスも私達の大切な宝物となるでしょう。まさに、“うたづくりでリカバリー”です。(松浦幸子)