〜一緒に幸せになるためのカギをみつけよう〜
花々の美しく咲く春となりました。皆さまお元気でいらっしゃいますか。
クッキングハウスの将来のことを、みんなで考えていこうと始まった「将来を考える会」は、2008年4月16日(水)からスタートし、毎月一回、全スタッフとメンバーが集まって語り合ってきてちょうど2年が経ちました。話し合った夢プロジェクトを1つずつ実行してきました。「NPO法人クッキングハウス会」が2009年10月22日に設立し、当事者会「夢tomo」も発足。理念づくりのプロセスを、「当事者会・夢tomo誕生物語」として出版しました。
昨年4月からは、毎週金曜日の夕方、地元のビール付き夕食レストラン「ハッピーアワー」を営業しました。メンバーもお客様になって楽しんでくれたり、ポスターをデザインしてくれたり。模索状態で頑張っているスタッフの姿を見て、厨房の手伝いに入ってくれるメンバーも現れました。そしてなんと一年間で、985103円の売り上げとなったのです。語り合うことが「やってみよう!」という勇気の原動力になったのです。
ちょうどみんなで観劇した文化座の芝居、「王子の狐カギをくわえて」は、クッキングハウスの将来を考える会に重なっていて、泣いて笑って、いっぱい元気になりました。文化座の座長・佐々木愛さんも、文化座の行く末に悩んだ時、大晦日の王子の狐行列に参加。街の繁栄のために走り回っている人たちをみて、不思議な元気をもらったことからこの芝居は発想されたそうです。私たちも一緒に力を合わせて、できることから前向きに行動を起こしていくしかないのです。
「将来を考える会」も3年目に入ります。自ら考え、行動しているゲストを迎えながら学んだり、できることを実践していく会に成長していきたいと思います。一年間の総括と今年度の計画を提案するクッキングハウスの総会は、5月22日です。ぜひともお待ちしています。(松浦幸子)