ホーム > 心の居場所(2009年4月号)


ラブソングの力
〜心が平和であるために〜

全国各地の桜の便りが届く季節です。皆さまお元気でいらっしゃいますか。
 今年の冬は、「笠木透コンサート・70歳のラブソング」で500席を満席にして、みんなで元気になろう!と寒さも吹き飛ばす熱気でした。念願叶ってチケットは、579枚も売れ、会場は立見も出る満員御礼。まるでクッキングハウスの心の居場所がそのまま移動したような、あたたかなしみじみと心にメッセージが届いてくるコンサートでした。力を寄せ合って、日々願いをこめて一人ひとり丁寧に伝えていけば、希望を実現できることも体験しました。

 収益の一部は、実行委員会の全員一致で当事者会「夢tomo」の立ち上げ資金としてカンパすることになりました。コンサートにたくさんの応援を頂き、ありがとうございました。

 なぜ、私たちはラブソングを求め、歌いたいと思うのだろうと改めて自分に問うてみました。不安なことだらけの今の社会にあって、自らを励まし前向きに生きていくために、困難な状況を明るく優しく乗り越えていくためには、心が平和でなくてはなりません。ラブソングは、一緒に助け合って生きていこうと、人々に呼びかけ平和な心を取り戻す力をもっています。そして人は、自分が愛されているなと思えた時、誰かを愛した時、最も生きる勇気が湧いてくるのです。私たちには、ラブソングが必要なのです。これからは、クッキングハウスのみんなとも、ラブソングを作り歌っていきたいです。
(松浦幸子)

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