手作りの愛情いっぱい
『メンタルヘルスガイドブック』完成!
〜回復への希望の種をお分けします〜
お元気でいらっしゃいますか。いつもの年より早い梅雨入り。毎年恒例になった、我が家での梅の収穫祭も例年より10日早くにぎやかに楽しみました。今年は梅のなり年で、レストランの1年分をまかなえる梅酒をたくさん仕込むことができました。
さて、待望のメンタルヘルスガイドブックが6月5日から始まるメンタルヘルス市民講座に間に合って、完成しました。
タイトルは『当事者の体験から学ぶメンタルヘルス市民講座〜回復への希望の種がいっぱい・ひとりぼっちにはさせないよ〜』(クッキングハウス会出版 72ページ 制作実費500円)
メンタルヘルスのシャワーが、全ページにちりばめられています。ほめ言葉のシャワーもいっぱい。クスリを飲むために自分で言い聞かせている言葉や工夫、入院のメリット・デメリット、病気をしてつらかった体験や回復していくから大丈夫というメッセージ。当事者であるメンバーたちの体験から伝わる真実と温かさでいっぱいです。
●当事者の体験から学べること●わかりやすいこと●求めやすい値段であること●いつでも持ち歩ける重さやサイズ●自分の周りに仲間がいると感じられる内容で、理解が深まり偏見がとれる内容
これらのことを大事にしながら、みんなで制作に取り組んできました。なによりも、元気になれて、生きていく希望につながっていくようなメンタルヘルスのガイドブックを作りたいと願ってきたことがようやく実現できました。
編集は、教育史料出版会の中村早苗さんにお世話になりました。ありがとうございます。6月5日のメンタルヘルス市民講座の初日。ティールームは、37名の参加者で満員。テーブルの真中に積んであるできたばかりのガイドブックをみなさんが手に取り、テキストとして快く買ってくださいました。中には、5冊も家族や友人にわかってもらうために買ってくれた人もいます。私たちの手作りのテキストができ、希望で輝やいていたこの日の光景は、私の胸に刻まれて忘れないでしょう。(松浦幸子)