クッキングハウスからこんにちは No.194(記事の一部抜粋)

2020年10月5日発行

 


いよいよ曲作りに<35周年に向けてのうたづくり>

8月26日  曲の付けかた教室  講師:増田康記さん

先ず、小澤さんの詞に曲をつけることになり、増田さんが曲の作り方の最も大切にしたいことを語ってくれた。「詞を何回も読み込むこと。文字の長さを整えていくこと。しっかり読むことで文字の長さを合わせていくこと。自分がどこで区切って読むのか、考えつつ読んでいってほしい。たくさん読み込むことで、きっとメロディはついてくる」
  読み込んでいくうちに、小澤さんの詞のタイトルも『父の思い出のうた』から『お父さんのうた』へと変わってきたことも詞の中身を深めていったからだった。
  「そして、自分の詞には他の人に曲をつけてもらうこと。プロなら自分の詞に自分で曲をつけていいのだが、私たちはプロではないから自分の中だけで完結しようとすると、自分だけの世界になってしまって広がらない。他の人たちに曲をつけてもらうことによって、互いの理解が深まり、共感しあえるようになり、みんなで歌っていきたいうたになる」。

<曲をつけてみての発表会  みんなの勇気に感動>
  9月23日(水)「誰かが書いてくれた詞の世界を、できるだけ汲み取ってあげて、少しでもどんな思いだったのだろうと考えて、曲をつけてみる。そのことで、共感を寄せてくれた人がいたことで書いた人の気持ちが楽になったり、嬉しい気持ちになる。曲を作ってみる人は、自分がどこにいるのか、自分の位置をつかんで作ってみてほしい。難しいことだが努力する価値はある」
  増田さんの曲作りへの心の在り方の話のあと、メンバー達たちの曲の発表。
メンバーたちは、それぞれ、発表したい曲を考えてきてくれた。
全小節だったり、サビの部分だったり、ほんの少しのメロディーでも勇気を出して発表してくれたこと、そして何度も読み込んでくれたのだろう、という思いが伝わってきて、感動した。曲がつくと、詞が生きて歩き出すような感じがする。  (松浦幸子)




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