クッキングハウスからこんにちは No.188

2019年10月5日発行

 【 も く じ 】(青字の記事を抜粋してあります)
 ・ 巻頭言:
 ・ イベントお知らせ
 ・ 文化学習企画
 ・ 動くクッキングハウス・各地からありがとう


クッキングハウス in 松本
みんな 一生懸命 生きている



小谷村の帰り、特急あずさの中でシェアリングをして、松本で降りました。
明日のコミュニケーション講座の主催者・武田いづみさん、
神通川多恵子さんと小谷村の高橋きよみさん、
松本の弁護士・神戸美佳さんをはじめ、4名の弁護士の方々と交流会。

7月8日、関東弁護士連合会での障害者・高齢者委員会の学習会で講師として招いていただいたご縁です。
若い弁護士さんたちが、いじめ、虐待、障害者、不登校の問題に熱心に取り組んでおられることや、
相談内容を上手く交通整理してアドバイスしておられること、
ただ聴いてあげるだけで満足してもらえることもあるなど、
日ごろの誠実な人権を守る活動の様子が伝わってきて、とても心強く感じました。
12月9日(月)には、クッキングハウスの見学会とメンバーと一緒のSSTワークが実現します。



9月12日(木)一日ワークショップ
「自分の気持ちを楽にするためのコミュニケーション」


「聴く」ということの練習に集中しました。
自分の気持ちを私メッセージで伝えてみる。
相手は何も口を挟まず、ただ静かに耳を傾ける。
二人一組になって、お互いに交代してやってみます。
聞いてもらえていると感じたとき、どんな気持ちになったかも伝え合います。
自分の気持ちが適切な言葉で言えて、
しかもその気持ちが相手にも伝わったのだと納得できたとき、対話が始まるでしょう。

 でも、感情に任せて言っているだけでは、
私メッセージのつもりがあなたメッセージになっていることもあるのです。
そこで、数分間のマインドフルネス瞑想を取り入れています。
さあっと心地いい風が吹いてきて、静かに目を開くと、
自分の周りの世界がとても新鮮に映ってきます。
そして、また気持ちを語り、相手は聴くことだけに集中します。
シェアリングでは、最初の緊張から穏やかな明るい表情に変わった参加者が、
「帰宅したら、家族に今まで上手く言えなかった自分の気持ちを話してみよう」と、
にっこり語っていました。


心が元気になるためにSSTを体験しよう

人間関係で直面する様々な問題、
「一体、自分はどう行動したらいいの?」
「どう考えたらいいの?」
「怒りの感情が湧いてきてしまったけれど、
こういうときはどう感情のコントロールをしたらいいの?」
「自分の気持ちを分かってもらうには、どう言えばいいの?」。

こんなとき、一緒に考えてもらい、安心して練習できる仲間がいたら、
そして今、できている良いところを見つけてもらい、
自信につながり、人間関係の力がついてきたら、
未来は希望に満ちてくるでしょう。

課題もいくつか積極的に上がりました。
今、ここに集った人たちが円陣をつくり、課題を一緒に考え、
ロールプレイに協力し、いいところを見つけようと集中する、
泣いたり笑ったりの素晴らしい良い仲間になっていきました。
課題を出した人の表情も輝いて、笑顔になっていました。
互いに助け合って、共に学び合い、
練習し合うことは、人生の最高の喜びです。
「来年も、きっとまた来てね」と固く約束し合いました。

(松浦幸子)

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