クッキングハウスからこんにちは No.174

2017年6月5日発行

 【 も く じ 】(青字の記事を抜粋してあります)

 ・ 巻頭言:自由になるために
 ・ 総会特集
 ・ 紹介されました
 ・ 30周年うたづくり教室・賛助会御礼
 ・ スウさんのピースウォーク・銀河通信お祝い・バス旅行へ
 ・ 市民講座・市民大学
 ・ 文化学習企画
 ・ 動くクッキングハウス・各地からありがとう


総会を迎えて

毎年3月末の決算が終了すると、
クッキングハウス会の事務局では議案書の編集に取りかかります。
全体の振り返りとなる報告と計画は松浦さんが、
各事業所は担当するスタッフがそれぞれ文章をまとめます。

報告は、スタッフ一人ひとりの1年間の仕事の棚卸しになり、
それを持ち寄り、発表し、みんなで共有する大事な作業を経て完成します。
その振り返りを踏まえ、今年度は「こうしていこう」「更にここを頑張ろう」など、
希望の計画が盛り込まれていくのです。

2017年度の議案書は、35ページになりました。
無事に、会計を含めた全ての議案審議が承認されました。
ありがとうございました。
30周年祝会に向け、メンバー・スタッフが気持ちを一つに、日々を過ごしていこうと思っています。

(NPO法人事務局 田村)


不思議なレストランの作曲者がやってきた

総会前日、コンサートのゲスト 山本忠生さん(“忠やん”のニックネーム)が到着。
早速、私たちのうたづくりの様子を伝え、
「♪街のなかに ホラ ~」と、メンバーの江田さんが作曲したワンフレーズを口ずさんでみたところ、
ピアノで5回弾いて、次の曲が自然に出るように導いてくださった。
そうすると、「街のなかに ホラ 小さな居場所 いつもおいしい ご飯があるよ」と
次のメロディーが自然につながってくるから、不思議である。
思い浮かんだところから、何度も口ずさんでいると、曲の流れができてくるのだと教えてくれた。

翌朝、「曲ができたよ!」と忠やんから、喜びの電話が入った。
「小さな居場所」は、総会に続くコンサートで、早速に披露。
忠やんのアコーディオン、岡田京子さんのピアノ、
増田康記さんのギターの伴奏で、すぐにみんなで歌ってみる。
やさしく語りかけ、互いに頷き合えるような歌になっていた。
こうして、私たちのうたができていく喜びがじわっと広がってくる。


「不思議なレストラン」の作曲者、忠やんの元祖のうたが聞ける期待で、
メンバーたちも大勢参加。コンサートは満員御礼。
私たちは、15年間、校歌のようにして、「不思議なレストラン」を自分達流に声を張り上げて、
歌い続けてきた。実は、ワルツのリズムのなんとも心やさしい歌だったのです。
さらに歌の味が深まってきて、これからも大切に歌い続けていけることだろう。
「ここにいても いいのですね」と歌っていると、ふっと涙ぐみたくなる歌だから。

 「クッキングハウスのかぞえ唄」も、まだできたてほやほやなのに、
踊りがつき、会場の皆が手拍子で歌に合わせ、まるで30周年祝賀会のように盛り上がった。

30周年の私たちのソシオドラマの舞台を応援してもらえる、忠やんに大きな安心と親しみを感じたコンサートだった。 
                                      (松浦幸子)


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