クッキングハウスからこんにちは No.159

目次(青字の記事を抜粋してあります)2014年12月1日発行

  もくじ
巻頭言:幸福の黄色いのれん…1、メンタルヘルス市民大学、当事者研究全国集会…2、リハ学会いわて…3、織座お話し会…4、動くクッキングハウスin府中・横浜・埼玉・新潟…5、スペシャル旅・新潟…6、賛助会御礼、マッシー連載…7、年末イベント…9、新年イベント、市民講座、お知らせ…10、文化学習企画…11、仲間紹介、各地からありがとう…12


今年のメンタルヘルス市民大学のテーマは、
「弱さについて考える」でした


「病気をしたことは弱いからでしょうか。心がつらくなるのは、弱いからでしょうか。引きこもるのは弱いからでしょうか。弱いことはいけないことなのでしょうか。」の問いかけから始まりました。弱さに降りてみて、そこから逃げないで弱さを受け入れ、問題を外在化し、仲間と共有し、新しい生き方を一緒に考えていく学びになりました。
 当事者研究をうたで発表してくれた前澤真貴子さん、高橋亨さん。二人のうたが心に刻まれ、新しく生まれ変われる気持ちになりました。内藤浩子さんに続いて、青木紀子さんも「みんなの発表を聞いて、私も当事者研究をしたくなりました」と、最終回を飾ってくれました。
 人間らしい本当の幸せを求めて、誇りを持って弱さに向き合って
いけそうです。そのためには、共に学ぶことが必要です。

 10月7日~8日の一泊、小谷村メンタルヘルス市民
大学スペシャルは、村の内外の方々とクッキングハウス
からの12名で、古民家「雪割草」は満員の円陣となり、SSTを中心としたコミュニケーションの学びで充実しました。高橋きよみさん宅には、ティールームの家具がきれいにセットされ、田舎のクッキングハウスが出来ていました。持ち寄りの食べきれないご馳走で交流会。小谷村の感想文集も出来ました。弱さの可能性を学びあった感動がいっぱいです。(製作実費200円)

〈感想文集より〉
★弱くても大丈夫。そっと仲間が支えてくれました。とても嬉しかった。あたたかくなった。自分のコダワリに、がんじがらめになって、もがいていた僕には、クッキングハウスのみんなが、たからもののように思えました。              (高橋 亨)
★コミュニケーション力をつけるという本や講座が、この数年とても多くなり、そのことに違和感があったので、SSTについての本を読んでも、これまではあまり心に届きませんでした。でも今回のライブ体験では、課題を共有して一緒に考えるSSTの(無限かもしれない)可能性を実感することができました。できそうなところから一歩を踏み出してみることで世界が広がっていくと思っているので、SSTはとてもよいサポートになるのだとわかりました。                           (松浦陽子)
★山が向こう側に見えるSSTはまた格別でした。皆さん、真剣なまなざしで、でもクッキングハウスならではの笑いもあって、ほどよくゆるんでホッとしました。
 弱さをみんなの前に出すというのは、自分のことにおきかえてもふるえるくらいの勇気がいると思います。でも勇気をふりしぼった時、何か予想もしていなかったすてきな事が、起きるなぁとしみじみ感じました。                  (前澤真貴子)






秋の動くクッキングハウス  in府中・横浜・埼玉

各地の方々が待っていて下さり、一緒に出かけたメンバーと共に温かな学びの時間を作ることが出来ました。
 6回シリーズのメンタルヘルス市民講座in府中では、たまりばユネスコ倶楽部の主催で、助成金を取るためにも走り回ってくれました。
 横浜、高田の「あったかだ」では、遠藤慶子さんたちが家族SSTに参加して自ら勉強し、SSTの素晴らしさをみんなに伝えたいと、開催にこぎつけてくれました。「SSTへの偏見が取れました!」とみなさんのさわやかな表情が忘れられません。
 埼玉県毛呂山町の石田佳代さん達の「もこもこ」のメンタルヘルス講演会は11回目。やさしく、しなやかな活動を続けておられます。斎藤さん、安高さん、江田さんと共に当事者研究の発表をして、深い共感をいただきました。          (松浦幸子)。






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