クッキングハウスからこんにちは No.131

目次(青字の記事を抜粋してあります)2010年4月12日発行

目次
 巻頭言:将来会発足2年・目次…1、総会で元気に・新年度の抱負・動くクッキングハウスin小谷村・メンタルヘルス市民大学合宿・・・2〜4、レポート:父親学習会・walk9・笠木さんコンサート・夢tomoパーティー・・・4〜7、文化学習企画:水野スウさん春風にのって・吉本有里さんコンサート・SST・キミ子方式・前田先生スペシャル・サイコドラマ・楽健法・石けんづくり・賛助会のお礼・講演スケジュール等・・・10〜11、トピックス:忠やんCD・各地からありがとう・・・12

今年も励みます!各所の新年度の抱負


<第一クッキングハウス・ティールーム>
今年もさらにお客様に喜んでいただけるように、また地域の方々に知ってもらえるように、
体に優しい自然素材のお菓子をアピールできるような看板・パンフレット・しおり・ラッピング等も
みんなでアイディアを出し合って、工夫していきたいと思います。
 25周年に向けて、歌作りをメンバーと楽しみながら行いたいと思います。

    ラッピングや販売コーナー等を充実させ、楽しんで商品作りをしていきたいです。
(中津川典子)

問い合わせの窓口なので、きめ細かく暖かい対応が出来るように心がけたいです。
(高橋明美)

この4月からティールームのスタッフになりました。メンバーやスタッフの皆さんに色々と教わりながら仕事を覚えて、暖かい居場所作りやクッキー・ケーキ作りの工夫などを楽しくやっていきたいです。
(直志美樹)


<第二クッキングハウス・レストラン>
今後考えられる「自立支援法」の制度上の変化に対応しながらも、培ってきた力を活かし、
「パートナーシップで働く」「お客様がホッとできる」「共に学ぶ」「レストランの経営」の4つを
トータルに考えた上での「おいしいねから元気になる場」づくりをしていきたい。
ピンチをチャンスに変えられるよう、3ヶ所で協力しながら活動していくことを大切にしたい。

レストランのことはもちろん、クッキングハウス全体にとって何をしたら良いか、
自分に何が出来るかを考え実行する一年にしたい。
(竹内高子)

レストランスタッフ1年生として、いつもフレッシュな気持ちで、
環境の整理整頓・頭の中も整理整頓しながら働いていきたいです。
(有光梨紗)

制度が変わっても、みんなのパワーでクッキングハウスらしさを大切にしていきたい。
歌づくり、料理ブック作りでさらにみんなで元気になりたいです。
(井出歩)


<第三クッキングハウス・スター>
 家族の方が、元気になれる本の出版を計画しています。
また、メンバーや市民の方たちと共にコンサートや旅を楽しみ、
SSTやサイコドラマなどの文化学習活動を通じてたくさんの人たちと
出会い、学び、そしてつながりを大切にしていきたいです。


   家族SSTの12年の学びの積み重ねを「家族のためのガイドブック」にまとめます。
初のメンタルヘルス市民大学を開き、合宿や、当事者研究もやってみたいです。
文化学習企画の充実で、ますます開かれた交流をしていきましょう。
(松浦幸子)


うたづくり!表現することにチャレンジしながら、
「みんなで一緒に生きていく」ということを深めていくのが楽しみです。
(林由佳里)

旅!みんなと一緒に自分を解放すること、
そしてNPO法人の事務局を充実させることを目標にします。
(田村陽子)



レポート:父親学習会 5年間積み重ねてきました


 日頃の家族SSTも個別相談も、お母さんたちの参加が多いので、お父さんたちが家族に遠慮せず本音で話せて、交流もできるチャンスを作りたい。その思いから、「お父さんたちの学習会」は、お母さんたちの参加をお断りしてスタート。
 3月20日(土)は、5年目になっていて、よく続いてきたなと、感慨深いものがある。5回すべて出席してくれるお父さんも多いことが、なお嬉しい。
 ずっと付き合ってくれている講師は、増野肇先生。
今回は、男性と女性の違いを脳の働きからユーモアをまじえて説明して下さる。
女性は、右脳の働きが優れているので、共感度が高いこと、
男性は、左脳の働きで理論的に考えることが得意なこと等。この話からうなずくお父さんも多く、
気持ちがほぐれ、当事者への思いや困っていることを一人ずつ順番に語り始めた。
問題への、増野先生のアドバイスが実に的確だ。
「皆さんの話を聴くことが学びになります」と、共感するお父さんたち。

10:30からスタートして17名のお父さんが話し終わったら、ちょうど午後1時。
下のレストランでは、スタッフとメンバーたちが昼食の準備をして待っていてくれた。
同行したお母さんも一緒にボランティアしてくれている。
江田さんのお父さんから、えび芋・春キャベツ・ネギ・にんじんなどの大量の野菜の差し入れがあり、
昼食メニューもおでん、えび芋のハンバーグ風、ネギぬた、酢の物にビールと豪華。
前日から仕込んでおいたおでんは、「野毛の有名なおでんやより美味しい大根だ」とほめてもらう。
貸切りのにぎやかな宴会場の雰囲気。
お父さんたちが元気になり、気持ちが楽になって、家に帰れたら嬉しいことだ。

片桐さんが、「やっぱり女性の発想はすごい。
美味しいご飯を食べて、手をつないで、歌って踊って元気になるという居場所の活動は、
僕には考えられなかった。不思議なことです。僕たち男性(父親)も、頑張らないと!
父親クラブを作りましょう」と呼びかけた。
メンバーたちも一緒に手をつなぎ、輪になって「不思議なレストラン」をうたって閉会。
廣瀬さんが、「父親クラブにね」とカンパを置くと、あっという間に千円札の小山ができた。
さすが!お父さんたちの行動力が気持ちよかった。
(松浦幸子)


笠木透コンサート 
     うたをつくろう!熱い想いで語ってくれた 

 
笠木透さんと雑花塾の岡山での新曲発表会は、2泊3日の限られた日程に、
なんと200曲も新曲が集まり、聴いて批評し、選んでいく作業は、相当な密度の濃さだったという。
まだ興奮冷めやらずの状態で、3月30日のクッキングハウスのコンサートにやって来てくれた
笠木透さんと増田康記さん、鈴木幹夫さん。できたばかりの新曲も披露してくれた。
笠木透さんの「春の香り」は、笠木さんの幼い頃に、両親が戦後の貧しさの中で、
けんかばかりしていたという思い出が語られた。
夕飯に山うどを食べている丸いちゃぶ台と、少年の頃の透さんまで浮かんでくる、いい歌だ。
 聴いているうちに自分たちも歌がつくれるかも知れない、つくってみたいという気持ちが湧いてくる。
笠木さんは、全身で私たちに「うたを作ってみよう。作ってみるといかに自分が何も考えてなかったか、何も見ていなかったか、自分の情けなさに気づいてくる。だから、仲間と一緒に作ることが大事だなあとわかってくるのだ」と語りかけてくれた。
「よく観察するのだ。なぜこの人はいい人なのだろうと思ったら、どんなところがよいところなのかを観察していって、言葉にするのだ」とつくり方もアドバイスしてくれた。
クッキングハウスも新しいうたを作って、2012年の25周年を祝う舞台にみんなでうたい、
CDも出版できたらいい。目標も見えてきた。
今年の夏には、作ってきたうたを発表し合い、秋には曲を作ってみる計画もできた。
さあ、私たちがつながって生きていくためのうたを作ってみましょう。
(松浦幸子)


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