横山茂コンサート


とき:2003年12月20日(土)
午後1時30分〜3時30分
ところ:クッキングスター(0424−98−5177)

ゲスト 横山茂さん(うた)
    安達元彦さん(ピアノ)
    たつの素子さん(うたと語り)

〈曲目〉
ウラルのぐみの木
りんごの花咲く頃
やしの実
満州の丘に立ちて
鐘の音は単調になりひびく

かたくりの花
故郷を思う
他・・・

歌を語源は"うったえること"だといいます。生きていることの重さを、喜びを悲しみをどうやって、表現していくのか。横山茂さんの人生と歌を重ね合わせると人が生きていくことは、本当にすごいことなのだと心が震えるのです。
 20才の青年だった横山茂さんは、終戦後、シベリアに拘留され4年後、生き抜いて日本に帰ってきました。シベリアで、過酷な労働と飢えと寒さで、死との境にいる人たちに、「椰子の実」「ふるさと」を歌うと、深い感動で兵士たちが黒パンの耳をさしだしました。それは「死ぬまぎわにひもじい思いをしたくない。いざ(死ぬ前)という時食べよう」と、隠していた黒パンの耳だったのです。
それから、日本に帰って、帰還考楽団、わらび座、と歌い続けた横山茂さん。
77才になった横山さんは数年前からアルツハイマー病が進行しています。でも、品のある澄んだうた声、生き続けてきたことの貴さを感じさせる味わいは少しも変わっていません。ぜひとも、横山茂さんの歌をきいて、いのちの尊さを感じ合い、2004年が平和な年になることを祈りたいと思います。チャンスはもうそんなにないかもしれません。ぜひともご参加下さい。今回のコンサートには、友人として安達元彦さんがピアノを、たつの素子さんがうたと語りをやって下さいます。心がとてもあたたまり、やさしさが心に染み込んでくるような素敵なコンサートになるでしょう。


当日のコンサートの雰囲気をお伝えします

コンサートのはじめにクッキングハウス全員で不思議なレストランを歌ってゲストを歓迎しまし
た。そのあと、お客さんも入って全員が、自分のチャーミングポイントの自己紹介をしました。
これで、会場の雰囲気がとてもなごんで一体感が湧いてきました。


左からたつの素子さん、横山茂さん、安達元彦さんです。
横山さんは、今日はとてもお元気で、快調でした。


真剣に聞き入っているお客様達。


たつのさんは、いつも横山さんに寄り添って、サポートしています。
安達さんのピアノは、横山さんの歌に寄り添って、優しさを引き立てています。
  

こんなに優しい声と優しい歌い方があるのだろうかと思うような歌い方です。
心の真中に優しさが沁みこんできます。



    


きよみちゃんは、3人から
素敵なサインをもらいました。
一生の思い出になりますね。

 来年も横山茂さんのコンサートをやろうね、とみんなの気持ちが1つになりました。

横山茂さん、安達元彦さん、たつの素子さんありがとうございました。


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