コンサート成功へのあつい想い
心の病を抱えて生きているクッキングハウスのメンバーたちは、笠木透さんが大好きです。言葉がわかりやすく、人の愛しさや悲しさや怒りや喜びを、自分もそう思っていたと共感し、ストンと心に響くからです。障害者であることも、弱い立場の気持ちも“それでいいよ”とわかってもらえるからです。自分の人生のそばにいてくれるうたなのです。私は、心の居場所づくりで苦しくなると、“海に向かって”を大きな声でうたっていました。40年以上も小さな町や村や障害をもった人たちの場で歌い続けてきた笠木透さんの、70歳の誕生日の時(2007年11月2日)、クッキングハウスのメンバーの署名を持って「笠木透さん70歳のラブソング制作への熱い呼びかけ」を誕生日プレゼントにしました。
早速、制作プロジェクトができ全国の笠木透さんファンに呼びかけました。2千枚の事前予約もすぐにいっぱいになり、たくさんの制作協力をいただきました。
2008年春、「アザミの花」「スミレの花」「雪割草」「フクロウの子守唄」「少年の海」など、たくさんの新曲が生まれました。嬉しいことでした。そして、8月のレコーディング。体調を崩し入院していた笠木さんは顔面麻痺にもなり、東京での暑さの中、点滴をし、酸素ボンベを吸いながらの、まさに命がけの歌入れとなったのです。
しかし、雑花塾の仲間やレコーディングスタッフに囲まれ、まるでうたうことがリハビリであるかのように、元気を取り戻し全曲笠木ボーカルの、深くやさしい声で、70歳の魂のレコーディングでした。笠木透さんの逆境に強い底力を感じ、私たちもほっとし、生きていく勇気をもらいました。
反響は大きく、いいCDができたねと、次々感想が届いています。「毎晩聴いて寝ています。私の子守唄になっています」「私たち障害者のそばにいてくれる歌だと、泣いて聴きました」「深い想いが伝わってきました。こんなあたたかさ、やさしさは今まで知りませんでした」。
こうして笠木透さんの70歳のラブソングは完成し、全国各地で記念コンサートツアーが開催されています。東京多摩地域でも新曲を多くの人に届けたい思いで、2009年2月19日(木)18時30分〜府中グリーンプラザけやきホール「笠木透70歳のラブソングコンサート」を開催します。500席を満席にして、みんなでこの不安な時代を生きていくための心の糧にしましょう。実行委員会も活発に動き出しています。どうぞお出かけ下さい。お待ちしています。
「笠木透70歳のラブソングコンサート」 実行委員長 松浦幸子
〜実行委員会でも盛り上がっています〜
500席を満席にしようと、9月から月に2回のペースで「笠木透・70歳のラブソングコンサート実行委員会」を開き、企画を考えています。実行委員長は松浦さん。事務局として脇を固めるのは、音楽センター社長の道田さん、高校の先生・細田伸昭さん、労音関係の鈴木善八郎さん、メンバーの吉岡豊さんも毎回参加。そして、クッキングハウススタッフの小林・有光・田村です。
10月30日の実行委員会には、「めだか大学付属・寺子屋」のスタッフや小林光さんも駆けつけてくださり、平田ゆかりさんから届いたお手製いくらの醤油漬けをたっぷり乗せた「いくら丼」をふるまって、「チケットをいくらでも売ろう!」と一致団結。
チケットやビラの印刷もでき上がりました。11月7日のクッキングハウスでのコンサートも、「常盤座」でのコンサートも超満員で、「私たちも満席にしよう」とますます活気が出てきています。私たちと一緒に、コンサートを楽しみませんか。 チケットはクッキングハウスにあります。(田村陽子)
〈お問い合わせ〉
笠木透コンサート「70歳のラブソング」実行委員会
042-498-5177(第三クッキングハウス)
042-484-4103(第一クッキングハウス)
Eメール info@cookinghouse.jp
<<ホームへ戻る
Copyright©2003.8.14〜クッキングハウス All Rights Reserved.